歯周病治療
感染症対策について

歯周病とは
歯周病は細菌感染によって起こる疾患で、細菌が起こす炎症で歯周組織が破壊されていく特徴を持っています。歯肉の腫れや出血で気付く人が多いですが、痛みが無いことから治療を先送りすると、歯を支える骨が溶かされて歯を失う原因となります。そのため早めに治療を受けることをおすすめします。
こんな症状は
ありませんか?
歯磨きするだけで
歯ぐきから血が出る
歯ぐきに
弾力がない
歯ぐきを押すと
膿がでる
食べ物が挟まり
やすくなった
朝起きた時、
口の中がネバネバする
歯を押すと
グラグラする
歯が浮いた
感覚がある
口臭が気になり
ひどくなってきた
これらはすべて歯周病の症状です。一つでも当てはまる方は早めにご来院ください。
当院の歯周病治療の特徴
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Point01.
顕微鏡で歯周病菌を検査当院では、位相差顕微鏡を用いた歯周病菌の検査をしています。お口の中のプラークを顕微鏡で観察することで、患者さんの口の中にどの種類の歯周病菌がどのくらいいるのかを検査が可能です。歯周病菌の種類は400種類以上いるといわれて、一般的な歯肉の炎症検査やレントゲン検査ではその種類はわかりません。位相差顕微鏡を使い、歯周病菌の状態を観察することで効果的な治療につなげることができます。
検査費用 ¥2,200 -
Point02.
患者さん一人ひとりに合わせた治療歯周病は、歯肉が炎症を起こしている「歯肉炎」とさらに進行して歯を支える組織にも炎症が進んでいる「歯周炎」の2種類に分類されます。そして「歯周炎」はさらに、その進行度合いにより軽度・中等度・重度に分けられます。当院では歯周病の進行段階に合わせ、治療法を行っていきます。
歯周病の進行度
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歯肉炎
歯垢が口腔内に溜まると細菌の影響で歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れるようになります。歯と歯ぐきの間には約2~3mmのすき間(歯周ポケット)が形成されます。
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軽度歯周炎
歯肉炎が悪化すると歯周ポケットが深くなります。汚れや細菌も溜まりやすい状態です。歯周病菌の影響により歯槽骨が溶け始めます。
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中程度歯周炎
歯周ポケットが深くなって炎症の範囲も広がります。歯肉が腫れて歯磨きしたとき出血したり、歯がぐらついてきたりします。また膿が溜まって口臭が増える場合もあります。
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重程度歯周炎
歯を支えている歯槽骨の破壊が進んで、歯のぐらつきも激しくなります。口臭もきつくなりますし、やがて歯を支えきれなくなって抜歯に至ります。
当院の歯周病治療
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歯周基本治療
歯周基本治療では、歯石の除去処置を行い、セルフケアの質を向上しながらお口の環境を良くしていくことを中心に行います。治療を進めやすくするために、歯科衛生士によるブラッシング指導やお口のクリーニングも行って歯周病が進行しにくい状態を作っていきます。
予防・メインテナンス -
歯周外科治療
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歯周ポケットそうは術
局所麻酔後、歯周ポケットの奥深くにたまったプラークや歯石を除去し、感染した歯ぐきの一部も取り除きます。
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リグロス
リグロスは、歯周病によって破壊された歯周組織の再生を促すことを目的とする薬剤です。歯槽骨を回復させて歯が抜けることを防止します。
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リグロス+GBR(人工骨)
リグロスと同様に失われた歯周組織を再生させることに役立つ治療方法です。骨誘導再生法とも呼ばれており、自費診療ですが再生効果が期待できます。リグロスと併用することにより、歯周病の治療効果が高まります。
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歯周病の予防で
大切なこと
毎日のケアと定期検診が歯の健康を守ることに繋がります
歯周病の一番の予防は、細菌のすみかである歯垢をきちんと
取りのぞくことにあります。大切なのは毎日の歯磨きで歯と歯ぐきの間を丁寧に磨くことです。
また、歯周病は早期発見・早期治療が大切です。初期の歯周病はほとんど
自覚症状がありませんが歯科医のもとで定期検診を受け、必要に応じて歯石の除去や
ブラッシング指導など、歯の健康をトータルチェックしてもらう機会を作ることが大切です。